蔵元便り ブログ


お雛様と天神様を飾り付けました。

2月11日から3月3日まで、ひなと天神様の蔵めぐりを開催しています。

毎年恒例ですが、当館では明治初期に作られた古今雛と、大和川・佐藤家のお雛様(段飾り)を展示しています。
加えて、今年の天神様は後方に鍾馗の図も展示しております。

「鍾馗」とは、大陸由来の神様で疫病除け・学問成就に効果があるとされ、主に端午の節句の際に飾られます。
作家は、新潟出身の岩浅松石とのことです。
また、上部は七代目彌右衛門(俳号・一嘯)が記したもので、端午の節句にちなんだ俳句を詠んでいます。
「粽(ちまき)結う 指のうごきに みとれけり」
七代目当主夫人の粽を結う手際さに感心した句とのことです。
尚、この御軸自体は当時の佐藤家・次男の端午の節句お祝いとして、ご親戚の方から頂いたものということも記されていますので、是非隅々までご覧頂ければ幸いです。
 
会津・喜多方はまだ大雪の影響で道路状況が厳しく、屋根の残雪などで落雪の恐れもあります。
現在は晴れておりますが、何卒十分にお気をつけてご来訪頂ければ幸いです。


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